道(たお)の二次元道

二次元大好きな私が、作品の感想についてを書き綴る

あんハピ♪ 第1話 感想

第1話 4月7日 不幸な入学初日
脚本: 田中仁
演出: 大沼心/井上圭介

主な登場キャラク

花小泉杏(はなこいずみ あん)

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CV: 花守ゆみり
天之御船学園1年生
超不幸体質であるが、自身ではそれを認識していない
動物好き
かわいい、好き

雲雀丘瑠璃(ひばりがおか るり)

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CV: 白石晴香
天之御船学園1年生
工事現場の看板に対して強烈な思いを馳せている
過去にそのことで馬鹿にされた暗い過去を持つ

久米川牡丹(くめがわ ぼたん)

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CV: 安野希世乃
天之御船学園1年生
病弱お嬢様
自己評価が低くかなりへりくだった物言いをする

小平(こだいら)先生

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CV: 原由実
天之御船学園1年7組担任
裏表のある性格

ストーリー

朝の陽ざしの中、雲雀丘瑠璃(以降:ひばり)の着替えを行うシーンから始まる。
この着替えが非常にフェチ心を擽る作りになっており、太ももや髪など要所にエロスが含まれる。
特に服を着た後に髪を巻き上げるシーンの映像はとても美しい。
[参考画像]
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そこから順番に、3人の少女たち(雲雀丘瑠璃/花小泉杏/久米川牡丹)の家を出る姿が描かれていき、そこに各キャラクターの個性・特徴が表れる。
特に気になったのは、ひばりの家を出るシーンにタンポポの花が映っていることだ。
タンポポ花言葉は、愛の信託・真心の愛・別離であることから彼女が何かとの別れがあったのではないだろうか。
またその後のセリフとして『高校なんてどこでもよかったのよ あの人と離れてしまう運命は変えられなかったもの 学校終わったら合いに行こう』とある。
このことから誰(何)かとの別れが示されている。
[参考画像]
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登校途中、ひばりの前に犬を助けている花小泉杏(以降:はなこ)と出くわす。
出くわすというよりかは、橋から落ちかかっているところを発見されたという方が正しいだろう。
結局、犬を助けることはできたがはなこ本人は落ちてしまう
そのことに対してひばりは『あなたとんだ不運だったわね』と言うが、
はなこは『ううん、私はすっごいついてるよ!』
このついているは、花小泉杏の持つ軸となっていて、結果としてうまくいけば過程がどうあれハッピーなのである
スーパーポジティブ思考というか、天使というか まだ始まったばかりなはずなのにこの笑顔だけではなこちゃんに持っていかれてしまう
[参考画像]
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天之御船学園に遅刻しそうになりながらも到着した二人は始業式(二人は新入生であることがわかる)に出席する。
天之御船学園は1学年7クラスもある学校だったが、ひばりはなこは同じクラスになる。
運命を感じつつも会話を交わしている中で、はなこが好きなものは何かと聞いてしまう。
安全帽をかぶるナニかが一瞬映るが誤魔化すひばり
※ OPがこの前に入ってしまっているのでなんとなく察せてしまうのが悲しい
 1話はOPを最後に持ってくるなどをしてもよかった気もする
二人の会話を聞いていた前の席の久米川牡丹(以降:ぼたん)が会話に交じってきたりなどがありつつHRへ
そこで天之御船学園の説明が始まる。
それは以下のようになっている
・1~3組は勉強ができる特別クラスである
・4~6組はスポーツができる特別クラスである
・7組は不幸な人間が集まっている
・7組の人間は幸福になってもらうのが目的である

また、この時に各生徒の(クラス内での)幸福度順が明示されそれに合わせてクラス替えが行われる
クラス内40人
はなこ: 40(位)
ひばり: 28(位)
ぼたん: 35(位)
赤毛の子(名前不明): 2(位)
白毛の子(名前不明):17(位)

はなこはクラス内でもぶっちぎりの不幸体質らしい。
この不幸体質の順位が今後どのように使われていくのかはわからないが、不幸度でバトルなんてことはないだろう。

学園の説明も終わり、最後に宿題が提示される。
それは『(ハートマークの書かれた)卵を明日まで割らずに持っておくこと』
どこかのギャングさんがライターの火を消さないミッションを与えられたりしていたが、不幸故に卵を安全に持つことが厳しいのだろう。
これに対して日常生活は一体どうなっているのか疑問に思うが、あまり細かい指摘はやめておくことにする。

学校も終わりはなこひばりぼたんの3人は帰る方向が同じなため一緒に帰ろうとはなこが提案するが、
用事があるといい別方向に向かっていくひばり
何をするのかと思えば工事現場を見つめる姿がそこにはあった。
一方、二人になったはなこぼたんは帰宅途中で猫を助けることになるが、そこで田んぼにはまってしまうはなこと走ってつかれたことによって倒れるぼたん

工事現場を見つめていたひばりも帰宅することになるが、その途中で二人を見つける。
ひばりは田んぼにハマっているはなこを助けるが、不幸体質なこともあってか人(動物)の助けをする前に自分を労わる様に諭す。
はなこ『終わりよければ全てハッピーってやつだよ やっぱり私ってついているなぁ』
ひばり『そんなことないと思うけど…』
はなこ『そんなことあるよ 今朝だって今だってひばりちゃんが通りがかってくれてよかった
    ひばりちゃんと同じクラスになれてよかった
    本当にありがとう』
エモい、エモい以外の言葉が見当たらない。
[参考画像]
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結局3人で帰る帰り道だが、ひばりに借りていたハンカチを汚してしまったことに気付き謝るはなこ
田んぼにハマっていたはなこを思い出し、汚さないよう気を付けてくれたことに気付いたひばりは笑う
今まで少し澄ましたような性格に見えていたひばりの初めての笑顔だった。
最高の笑顔だった…
[参考画像]
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油断したひばりの鞄からカードケースが落ちてしまう。
実はひばりは工事現場の看板に対して好意を抱いていた。
そのことで過去からかわれた経験があり、隠すつもりでいたがバレてしまった。
写真を見てしまったぼたん『ひばりさんこの写真の方は?』
ひばり『私の大事な人よ、ずっとその人をみるためだけに一人で工事現場まで通ったりして 中学まではそれでひどく馬鹿にされたり、からかわれたりしたわ』
はなこ『どうしてからかわれるの?』
ぼたん『写真をパスケースに入れるなんてロマンチックですね。』
ロマンチックかどうかは置いておいてもひばりの趣味を受け入れてくれた二人であった。

次の日、卵を割らないという宿題を果たせたのは、はなこだけだった。
喜ぶはなこだったが、次の瞬間卵が割れて中からひよこ(?)らしき何かが飛び出てきたのだ。
ひばり『やっぱり、一番残念なのはこの子かもね』

ざっくり感想

1話は、キャラクター紹介をしつつひばり回だったのだろう。
ひばりの悩みとそれを受け入れてくれる友人の構築が軸としてあり、そこから3人(と2人)の話が始まっていくことがわかる。

あんはぴというタイトルではあるものの、不幸を押し出すのではなく不幸でも幸せに生きていこうとする少女たちの姿がかわいらしく非常に魅力的だった。
特に笑顔が魅力的で見ていてこちらが幸せな気持ちになれた。

個人的に1話の名シーンとしては以下の2つをあげたい
・田んぼから助けてもらった後のひばりとぼたんの会話後の笑顔
・ハンカチを汚さないようにしていた杏に気付いた時のひばりの笑顔

1話にして見所十分で、キャラクターの魅力がわかったので2話以降はその魅力あるキャラクターをどのように深堀していくのかを注目してみていきたい。
特に杏の不幸さ、そしてなぜ不幸を不幸と感じていないのかは非常に気になるところである。

最後に、一人救命病棟ことぼたんちゃんのめちゃしこナース服で終わりにしたいと思う。 f:id:tao_love_2d:20190901024232j:plain